Q.下図、宿日直回数と休日拘束数とで、医師間のばらつきがいつもより大きいような気がします。何故でしょう?
Ans. 12月勤務表では、1月年始も取り込んで作成している影響だと思います。(物理的要因です。)
試しに、制約最終日を12月31日に変更してみました。
上図をよく見比べると、医師間のバラつきは、
制約最終日 宿日直数 休日拘束数
1月5日版 2-4 4-6
12月31日版 0-2 2-4
となっており、バラつき(偏差=2)で変わっていません。全体が多くなっている傾向になっているだけ、ということです。これは、制約日数が5日だけ増えている影響とみることが出来ます。
この勤務表のスタッフプロパティシートは、制約区間全体に効いてくるので、適宜最適値に調整してください。
変更前
変更後
変更後の結果
エラーが殆ど無くなったので求解時間も数秒に短くなりました。
また偏差も2以下に収まっています。
休日の丸1日の宿日直、あるいは休日拘束1回に対してカウントは、2です。つまり、回数に直すと1回の偏差となります。この1回の偏差は物理制約による限界です。全員が偏差0とするには、
Σ宿日直%医師数==0
になる必要があります。平たく言うと、端数が0になる必要があります。逆に言えば、全員が偏差0となるには、端数0となるときだけです。
例えば、宿日直コマ数総和40に対して、医師が10人いれば、全員4回で均等にできますが、41の場合は、割り切れず、必ず偏差が1となります。5回行う方が1人だけ生じます。
つまり、1回の偏差が生じるのは物理限界であって、なんら不思議ではありません。
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