年末年始がやってきました。
そこで、スケジュールナースでの、年末年始の実装をまとめてみたいと思います。年末年始の実装方法としては、3種類あります。
1)通常のプロジェクトファイルを変更せずに、12月と1月の勤務を各々別につくる(普段のプロジェクトと変わらないが年始希望を考慮して予定を組み込む)
2)年末年始区間は、くじ方式。年末年始外の公休数を別に制約
3)年末月は、年始の希望を含んで制約する
以上の3つです。
早速、第一の方法を説明します。
1)通常のプロジェクトファイルを変更せずに、12月と1月の勤務を各々別につくる(普段のプロジェクトと変わらないが年始希望を考慮して予定を組み込む)
この場合、特に年末年始に特別な制約を加えることはなく、普段通りに作ります。12月勤務表を作ったあと直ぐに1月勤務表も作ります。ただし1月勤務表で実際に採用するのは、年始区間のみです。
1)12月の勤務表を完成させる。決定した解を1月勤務表では予定に送ります。
1月勤務表解を予定に送ります。下は、送られた解ですが、1月6日以降はカットします。
3)1月6日以降は、カットした予定とします。12月20日頃に締め切られる1月の希望休み予定を入れて、通常通りの1月勤務表を再度求めることになります。
12月予定では、1月の年始の希望予定を含んではいません。ソルバは、1月の希望予定を知らないので、12月年末と1月年始希望休み(希望勤務)が矛盾する可能性があります。
この矛盾がないように、予め年始希望休みを考慮して、12月に予定を組み込んでおく必要があります。具体的には、行制約の次の3点に留意します。
A)パターン制約
B)夜勤間隔制約
C)連続勤務制約
<パターン制約の配慮>
パターン制約とは、決まっているパターンのことです。例えば 夜⇒明⇒休は決まっているでしょう。職場によっては、長夜明休まで決まっているかもしれません。極端な話ですが、1月1日の勤務が明けだとすると、12月31日は入りでなければなりません。しかし1月1日の勤務はソルバは分からないので、この場合は、12月31日に夜という予定をエントリする必要があります。特に、長夜明が強制される職場である場合、拘束長が長いので注意してください。いずれにしても、スタッフの年始をにらめっこしながら、年始の予定をエントリしていきます。以下の制約をマニュアルで行うということになります。
<夜勤間隔>
正月、旦那様の実家に行きたくないので、意図して夜勤を希望する場合もあります。そういう場合は、1月の年始に夜勤が入った場合は、12月年末は夜勤禁止を入れて、極端に短い間隔を防止する必要があります。これも以下の夜勤間隔制約をマニュアルで実装する、ということになります。
<連続勤務>
通常連続勤務は5日間です。上の夜勤もそうですが、長い拘束勤務、例えば長夜明があるとすると、年末から数えて5日を上回ってしまう場合があります。その場合は、年末に休みをエントリして、そのような事態にならないようにします。これも、以下の連続勤務制約をマニュアルで実装する、ということになります。
以上です。
この方式は、年末年始に特別な制約を持ってくるのではなく、通常のプロジェクトファイルを使います。12月末に1月年始予定をみて矛盾がないように予定を入れるのが面倒ですが、マニュアルで作っていた経験があれば、同じことです。「制約をいじるよりは..」
という方にお勧めする方法です。
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