First Orderのリニアソルバは、前にも評価しました。HIGHS版では、PDLPのGPU版もあるのですが、Google OR-TOOLS版では、また別な改善がされているということなので評価してみました。
Scaling up linear programming with PDLP
が、残念なことに、「収束速度、精度から言って、問題がある」、INRC2や、SchedulingBenchmarksの記録更新用途には、使用に耐えないという結論に達しました。問題の性質上、Barrior Solver(内点法)によるソルバが有効である、というのは分かっていて、HIGHSの改善版
Funding for the IPM solver and beyond
を待っていたのですが、一向に出る気配がないので諦めてCOPTに依頼することにしました。
NEOSサーバ上のCOPTは、Simplexなので遅いです。CLPと大差ありません。
しかし内点法によるMittlemanBenchmarkによれば、圧倒的に1位です。以前にCOPTを評価したときは、内点法の実装がなくSimplex Onlyでした。そのときも、この問題は、内点法ソルバの方がフィットしますよ、というアドバイスをもらっていたので、そのときから、一気にトップに駆け上るポテンシャルを秘めていたのだと思います。
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