2018年3月28日水曜日

特許査定

となりました。

特願2017-144989  プログラム、制約充足問題解決装置、制約充足問題解決方法
です。私自身3つ目の特許ですが、今の所100%の特許査定率です。私が偉いのではなく、ご指導頂いている弁理士先生の方のおかげです。

ともあれ、本技術で、勤務表をより速く、思いを高精度に、使いやすくしていく所存です。

ところで未だ、特許査定であって登録ではありません。特許登録は1-3年分の特許料を納めて初めて、特許番号が付与されます。こちらの手続きも1ヶ月以内にやっておかないと出願却下処分となります。

特許料の減免申請について特許庁に問い合わせを行いました。
審査請求の時期が「平成26年4月1日から平成30年3月31日」でなら、小規模事業者には、さらにお得な制度があります。

Q1特許料減免申請についてです。WEB記載、
a.小規模の個人事業主(従業員20人以下(商業又はサービス業は5人以下))
とありますが、私は、従業員0の個人事業者ですので、上記に該当し減免申請が可能であると思いますが問題ないでしょうか?(従業員0でも問題ないでしょうか?)
Q2 問題ないとして、その場合、提出書類は、
 1減免申請書 2小規模企業者の要件に関する証明書
のみでよいでしょうか?
Q3 WEBの小規模企業者の証明書式を見ると、自分自身で証明することになり(他に手段がないのですが)ますがよいのでしょうか?
以上よろしくお願いします。

以下の回答を頂きました。

Q1について
【回答】従業員が0名でも問題ありません。
Q2について
【回答】軽減を受ける予定の案件は、菅原様個人名での出願(又は特許権)と思いますので、軽減を受けるための手続は、ご認識のとおり「特許料軽減申請書」と「小規模企業者の要件に関する証明書」で足ります。
Q3について
【回答】小規模企業者の要件に関する証明書は、ご自身で証明をしていただく書類になります
なお、中小・ベンチャー企業の軽減は、審査請求の時期が「平成26年4月1日から平成30年3月31日」までのものに限られるのでご注意ください。
どうぞよろしくお願いします。

ご丁寧に回答頂き有難いです。





2018年3月26日月曜日

OR学会の最適化まとめ

https://togetter.com/li/1193739

が最適化の参考になります。数理最適化を突き詰めていくと、ヒューリスティクス的な部分がどうしてもでてきます。これは、SATソルバー内でも同じで、NP困難な部分をやろうとすると避けて通れないのではないでしょうか。

たとえば、SATソルバーでは、長らくVSIDSというヒューリスティクスのー択しかありませんでした。
http://www-erato.ist.hokudai.ac.jp/docs/seminar/nabeshima.pdf

しかし、最近のSAT Competitionを見ると新しいヒューリスティクスの実装が見られます。
これに対して、MIPの世界では、商用が主流でありBlackBoxで実装は分からないのですが、なにか改善を加えようとしたときは、やはり独自のヒューリスティクスによるケースが多いように思います。

私が現在やろうとしているのは、SATソルバー以外の第2エンジンです。

書籍は、次を所持していて参考にしました。いずれの入門用です。

1)組み合わせ最適化とアルゴリズム 久保
2)組み合わせ最適化  穴井
3)最適化の手法 茨木
4)アルゴリズム・サイエンス 出口からの超入門 岩間

勿論MIPソルバーを作ろうという話ではないのですが、ある種のスケジューリング問題には、強いということを目指しています。一口にスケジューリング問題とはいっても、非常に広く、実インスタンスから、学術ベンチマークとインスタンス的にも幅広いものです。これはひとつのソルバーだけでカバー出来るものではない、と思っています。いつか、 海外の学術系ベンチマークと私が持っている実インスタンスを総合した結果を公開するサイトを作ろうと思います。



 

2018年3月14日水曜日

OR学会誌3月号

私のは、載っていないのですが、http://www.orsj.or.jp/e-library/elcorsj.html#6303 で同じセッションでの先生方の論文を読むことが出来ます。 スケジューリング問題の潮流としては、数理計画的(MIP)な解法と、メタヒューリスティクス、それに制約プログラムがあります。ある種の問題では、MIPソルバーが強く、また、ある部分では、SATソルバーが強いということが分かっています。さらに超大規模になるとメタヒューリスティクスが強いという傾向があります。それぞれの良さを生かしつつ、全体の性能を向上させることが、現在の課題です。