2025年10月30日木曜日

シフト勤務表リリース後の修正方法

 未だ、手で何とかしようとしている方がいるので再掲します。


シフト勤務表のリリース後の修正は、機械的な手順で修正が可能です。

ポイントは、ほぼ、予定の変更が付きまとうということです。勿論変更でも人的リソースに余裕があれば、軽微で済む可能性がありますが、大抵は、一人のスタッフのシフト変更が、多数のスタッフに影響を及ぼし、複数の予定の変更がどうしても生じてしまいます。スタッフとの予定変更折衝は、出来るだけ避けたいと思うのは当然です。シフト予定変更が少なければ、少ない程良いのは、言うまでもありません。シフト予定変更を最小にするには、どうしたらよいでしょうか?

その答えが次の動画です。最適化シフトエンジンに、その辺の計算は任せてしまえばよいのです。

https://www.youtube.com/watch?v=U4Bg-8SnHP8


ポイントは、

■過ぎ去った過去は変えられないので、それまでの過去の実績をロックし予定をハード制約にする

■今日以降の決まった変更や、スタッフの当初の休み希望等は、ロックし予定をハード制約にする

■その他は、全選択をしてソフト制約化を行い予定の変更を許容する。ロックした部分(ハード制約セル部分)は効かないので、ロックしたセル以外の全てのセルに対してソフト制約化することが出来ます。

変更したくない予定の重みを大きくすればするほど、予定は変更されにくくなります。あまり、大きくしすぎると重篤な制約にも影響を及ぼしますから、その辺は微調整します。この辺の匙加減は、管理者だけが知っています。どこまでを許せて、どこまでを許せないか?現場を熟知している管理者だけが、医療事故リスクとシフト予定変更インパクトを天秤にかけながら、最適なシフト変更を行える、と考えます。

管理者は、変更してよい箇所とそうでない箇所を自ら指定します。人的リソースは、シフト最適化ソルバを使うことによって物理限界までフルに使うことが出来ます。大切な勤務は、人、管理者が決めることが出来ます。

ソフトウェアやAIが、自分の頭にあることを推し量って決めてくれる筈がありません。管理者以外は、頭の中にある変更の可否判断を知らないのです。事前に問題箇所を分かっている訳ではないのでケースbyケースの対応とならざるを得ません。

管理者自らが、ハード制約とソフト制約を決め、変えてよいところと、変えてはいけない線を指示する、実はそれ自体は、従来の手で作る勤務表と何ら変わることはありません。AIやソフトウェアによるお任せ解とは、対極にある考え方となります。

人力解と変わるのは、頭の中の制約ではなく、言葉にした仕様とそれに基づく制約による解となることです。言語化した言葉こそが、指示の基になります。指示が明示されれば、後の計算部分は最適化ソルバの仕事になるところが、手作業との違いです。

組織の目標である列制約を満足させつつ、最小の予定変更がクリック操作だけで実現出来ます。

慣れれば、3分で修正が完了します。

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