2025年10月7日火曜日

ブランク状態にもかかわらず、重み3=土日祭日の日勤の平準化で1個出ている原因の解析

 


行制約で、1回以下のところ、土日祝で2回勤務しているスタッフが1名います。


このソフトエラーを解消するために、許容エラー数を0にしてこの行制約をハード制約化しました。その結果、土日勤務数のエラーは解消しましたが、代わりに、列制約の重篤エラーが発生してしまいました。


この制約を見ると、土日祝に2名づつ勤務すべきところ1名の箇所が1日生じています。この制約が要求しているコマ数は、11月の場合12日=12x2で24コマになります。


ところが、休日出勤可能者は、下記ブランク部合計で24名になります。全員が1回だけ休日勤務すれば、上記24コマは、ギリギリ供給可能という計算にはなりますが、他の休日制約の影響を考えると、余裕がない状態と断じざるをえません。つまり、リソース余裕がないことが原因と考えられます。


<まとめ>

予定が入ると、上記は、予定ハード制約の影響が出てきて、真の原因を見つけ出すのが困難となるので、ブランク予定のうちに、原因を特定しておくことをお勧めします。

こうした問題の多くは、行制約と列制約の矛盾で、供給コマ数と消費コマ数の関係で説明できます。

行制約のソフトエラーの要因は、列制約コマ数が原因だった訳ですが、このように着目するソフト制約をハード制約化して、その結果何が浮かび上がってくるのか?を見るのが原因解析の一手法です。

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