もしかしたら、知らなかった使い方があるかもしれないので、
動画作成しました。
という動画をアップしました。
解の修正をスケジュールナースの外側で(Excel等)行って頂くことは、問題ないのですが、次の点に留意する必要があります。
■今月解が変わります。
来月勤務表における先月部を編集して実態と合わせる必要があります
■勤務品質が担保されません。
スケジュールナースの管理の外で、修正すると多くの場合解の品質は悪化します。少なくともスケジュールナース上の目的関数値は、悪化する可能性が高いと思われます。スケジュールナースの結果は、最適解もしくは、準最適解ですから、目的関数値最小の組み合わせを出力しています。実際に管理の外で入力した修正を予定制約上で入力して頂くと、悪化を確認できると思います。
上の問題を回避する方法が、上記動画による方法です。
■ポイントは、勤務希望が解で上書きされないようにロックすること
■手修正を補償するために、適当な箇所をブランクにすること
■ブランク範囲が狭いとハードエラーとなります。
やってみると分かりますが、箇所によっては、かなり広範囲にブランクにしないと目的関数値が悪化します。制約は、広範囲に影響し合っている、ということです。
ソフト制約の数がそれほど多くないときに、スケジュールナース外で行うことは、可能かもしれません。しかし、動画で取り上げている規模のソフト制約が入っていた場合、目的関数値を悪化させずに行うのは、人間技ではかなり難しいと思います。
第8波が急速に広がっており、私の知る介護施設でもクラスタが発生しました。
勤務表リリース後に、スタッフが感染すると2週間休むことになるので、多大な損失になります。しかも夜勤等を手当てしつつ、なおかつリリース済みの勤務表に対してなるべく予定変更が最小となるような勤務表を再リリースする必要があります。そのような場合のスケジュールナースの対応の仕方です。
<シナリオ>
次のリリース済み勤務表のど真ん中で、スタッフQがcovid-19に感染し月末まで休みになるとします。
<手順>
1)スタッフの勤務希望は、変えないものとします。
2)予定画面の全てにロックを掛けます
3)解を予定に送ります
4)ロックを掛けた部分は、上書きされません
5)スタッフQの15日~を休みに変更し、ロックします。
6)15日から~の勤務予定を全てソフト制約レベル7に変更します。
(ロック部は、そのままソフト制約・ハード制約に関わらずそのままの状態を維持し変更されません。)
7)スタッフプロパティで、Qに関わる制約をクリアにします。
8)予定制約レベル7の求解重みを変更します。
9)求解します。
10)重みや、回数偏差リミッタを調整する、カット&トライ、 9),10)の繰り返し を行う
するのがミソです。
Youtube https://youtu.be/U4Bg-8SnHP8
「毎月のサブスクリプション」の試用期間が切れました。毎月のサブスクリプションの試用はもう出来ません。
スケジュールナースのサブスクリプションは二つあり毎月ではなく毎1年間バージョンもあります。今回は、1年間のバージョンを購入します。すぐに、定期請求を無効として、実際には課金されないようにする例を示します。
前回ブログの毎月の試用期間が切れたので、下のダイアログが出ます。(下に隠れている場合もあります)はい、をクリックします。
いいえ、をクリックすると1年間になります。<課金されないようにする>
定期請求を無効にする処理です。確実に課金されないようにするには、有効期限の2日前までに次の処理を行います。
マイクロソフトアカウントに入ります。サブスクリプション1年が登録されています。
管理をクリックします。
特許権の維持は、登録年金として1年度から3年度まで支払い済みです。
特許登録番号が判明しないと、4年度目からの年金を納めることができません。私は、とりあえず、登録証が届いたら10年度まで7年分納めることにしています。
小規模事業者なので、定額の1/3程度で特許権の維持が可能です。11年度以降、維持特許料が一挙、数倍に上がるので、難しいのですが、10年までは、かなり少なく維持することが可能となっています。
新たに出願した特許が、菅原システムズ4件目の特許登録となりました。
菅原システムズの特許査定率(出願に対する特許査定率)は100%です。
<技術解説>
そのいずれも、ナーススケジューリング問題に対するソルバに関する特許です。ナーススケジューリングは、組み合わせ最適化における一分野です。最適化は、連続系最適化問題と離散系(整数系)最適化問題に分けられます。組み合わせ最適化は、整数最適化問題です。連続系最適化なら、例えば人を3.6人配置、という解が出てくるかもしれないのですが、欲しい解は、人をぶった切ることではありません。解は、全て整数である必要があります。そうなると解の様相は、連続系のそれとは、大きく異なる可能性があります。離散系であるグラフ処理と連続系Simplexをハイブリッドに活用することです。
問題を解く核になるエンジンのことをソルバと言います。
実は、ソルバそのものの特許を持つ企業は、国内ではほとんどありません。ソルバの使い方とか、ソルバを使ったアプリの類は、多くの企業が特許出願していますが、核となる問題解決ソルバは、技術深度が極めて深く、日本での出願も少ないのが現状です。
今回の特許は、ここ2年位、数々の国際ナーススケジューリングベンチマーク群の記録更新の元となった技術です。数理ソルバと呼ばれる類の分野の技術で、学術的にはオペレーションリサーチに属します。どちらかと言えば、ベンチマークに強いです。実務的にも、下界が判明するので、最適解かどうか疑われる向きには役に立つ場面があると思います。さらに強みは、マルチコア下でより力を発揮するので、時代が進めば進むほど、より輝く技術となっております。
ちなみに前回の取得特許は、2017年で、原因分析に関する技術です。解がないときのReasoningに関する技術で、学術的には、人口知能(AI)に属します。地味ではあるけれども、前回特許も実務には欠かせない技術です。
オペレーションリサーチとAIの融合は、永続的研究テーマです。前回特許以来、開発に5年を要しましたが、私なりの一つの回答を示せたと思います。
菅原システムズは、ナーススケジューリング問題では、国内トップ、国際的にみても有数の知的所有権保持者であると言えます。
最適化ソルバの特許は、殆どがCplex/Gurobi/Mosek等、米国発だったのですが、最近の傾向として中国系企業が目立ってきました。基本特許力は、国力に比例すると思うのは、私だけでしょうか?
シンポジウム 「モデリングを通して見えた世界」 (ikegami-lab.tokyo)
池上先生の過去の論文を検索している途中、遅ればせながら知りました。
講演の先生方も、皆存じ上げている先生方です。
池上先生の研究室にお邪魔したことがあるのですが、ネットワーク表現のお話をお聞きしました。
私のようなアカデミック外の者を、最も権威のある学会に招待していただいたりして、当時色々反発はあったのではないかと、今にして思います。
池上先生が築かれたナーススケジューリングの礎は、きっと日本で発展するものと信じています。
日本のシフトはスケジュールナースが必ず良くします。