ハード制約が多すぎるプロジェクトも、よくみかけます。ハード制約が一つでも満たせないなら、解がない状態になってしまいます。「ハード制約は、必ず満たさなければ、いけない制約」という理解は、されていると思いますが、必ず満たせる制約である必要もあるのです。逆に言えば、少しでも満たせない可能性がある制約は、ソフト制約にする必要があります。その意味で、「こんなにハード制約があって満たせるの?」という疑問が沸いてくるプロジェクトを拝見することがあります。
行制約と列制約は、互いに干渉しあうので、以下のA)B)いずれかにするのが基本です。
A)列制約がハード制約主体 ⇒行制約はほぼソフト制約とする
B)行制約がハード制約主体 ⇒列制約は、ほぼソフト制約とする
その中で、どうしても実現したい制約のみ(1個か2個程度)をハード制約とします。
行と列どちらもハード制約主体となっているプロジェクトは、解がない状態となる率が高いです。特にリソースを使い切るプロジェクト、いわゆる「人がいない」職場では、解がない状態となる確率が高いでしょう。
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