お客さまが開発したプロジェクトを拝見する機会が多いのですが、それを見ていて、思うことがあります。
<仕様書の存在>
仕様書がなく、いきなり制約を書き始めていませんか? プロジェクトを開発する場合は、まずは、日本語で仕様書を書きましょう。
何年もスケジュールナースを使って頂いているのは有難いのですが、恐らくは、月々のスタッフ要求をそのまま制約化して、スパゲッティプログラム状態になっているプロジェクトを見かけます。スタッフの力が強いのだと思いますが、学級崩壊のクラス状態です。コントールが効かない、統制のないプロジェクトは、崩壊します。
制約を書ける管理者が陥り易い現象ですが、それを防ぐには、元々の仕様書に戻ってメンテナンスしているかどうかに尽きます。元々の仕様には、平準化とか、負荷を均一にとか、そういう言葉があったはずですが、それがどこかに置き忘れて、月々の個々のスタッフ要求を満たすための制約記述に成り下がっていないでしょうか?
個々のスタッフ要求は、予定で記述されることが基本です。過渡な要求は、当然解がない事態となりえるので、ソフトレベル化し、全ての予定を満たすことはできない、というスタンスで臨みましょう。それが、上記仕様を満たし、しいては全体の幸せベクトルを最大化すると考えます。
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