このベンチは、池上先生の著書「ナーススケジューリング」の21pageで記載されている例です。池上先生が研究を始めた頃、Millar教授と連絡を取り合ったことが述べられています。当時は、ベンチマークテストも公開されていることが殆どなく、ご苦労された経験から、ご自身の論文で使用されているデータを公開するようになった、とも述べられています。
NSPに関してベンチマークがまとまっているのは、SchedulingBenchmarksです。このサイトは、ノッティンガム大学出身StaffRosterSolutionsのTim Curtoisさんが運営しています。新解を更新し報告すると名前を載せてくれます。このサイトは、上記古典ベンチマーク郡とInstance1-24のNew Scheduling Benchmark郡があります。
残念ながら、Nurse Scheduling Competition 1/2のデータが欠けていますので、必要な方は、私のGithubサイトをご覧頂きたいと思います。INRC2の8weeksデータとValidatorが未装備ですが、データ取得後に整備します。
さて、データの方は、小さいインスタンスですので、どのソルバも瞬時に答えが出てきます。
実は、Algorithm2は、HiGHSそのものです。HiGHS自体は、JulianHall教授の指揮下で、現在盛んに開発が行われています。(数日といった単位でソースが頻繁にUpdateしています。)残念ながら、IPMや、OsiSolverInterface自体は、メンテされておらず最新のソースでもそのままでは、Algorithm2のように組み込むことは出来ません。現在は、SimplexとMIPソルバに力点が置かれているようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿