https://www.qmedia.jp/misunderstanding-of-qc/
とてもよくまとまっていると思います。
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2018/pr20181009/pr20181009.html
こちらについても懐疑的な印象を持っています。
二つの課題があると思います。
1)厳密解を出せない
SimulatedAnnealingに限らず、MetaHeuristicsによる解法は、基本的に厳密解を出せません。私の知る限り、厳密解を出せるのは、数理的解法か、SAT解法かのどちらかしかありません。(
その両方を備えたソルバがSC3です。)
2)解がない原因を示せない
制約モデルの設計・開発において、ハード制約とソフト制約を分けて設計を行うのは、人間が行う上では、必須であると思います。ハード制約の解がない原因を知る機構が設計においては、必須になります。(これも私の知る限りSC2/SC3のみの機能です。)
そもそも、通常のNSP問題においても、組み合わせ解空間が宇宙の素粒子数を超えることはよくあります。それでいて厳密解が求まる場合もあります。また、巡回セールスマンの世界記録も数理解法によるものです。同じベンチマークで論じるべきだと思います。
今年は、曲がりなりにもSC3をリリース出来、長年実現できなかったNSP記述の一般化形態をリリース出来ました。お正月にかけて、良い結果を出せるようにソルバAl4の改善を行います。
本年度は、業務終了です。ありがとうございました。
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