Ans.
<スケジュールナースの操作>
スケジュールナースの操作については、「そうです」という回答になります。
プロジェクトファイルが完成しているならば、勤務表作りは、従来の手作業で作るやり方と本質的には同じです。違うのは、手作業の場合は、途中解の存在があるかないか分からない状態で進むしかないのに対して、スケジュールナースの場合は、「どんなにこれから頑張ってもこれ以上良い解は、ないですよ。」という未来の解が求解で即、明示されることです。
<制約の設計・メンテナンス>
一方、スケジュールの操作とは別に、制約を設計したりメンテナンスをしていくのは、全ての方が行っているということではありません。
勤務表作成サービスを利用されている方は、初期時にその必要はありません。しかしメンテナンス上、将来あり得る変更については、そのやり方を学んで頂く必要があります。1年間という長い時間の中で、変更のご要求を受け付け、その場その場でそのやり方を学んで頂く方法に数年前から変更しました。この理由として、勤務表作成ルールは、自然に変更が発生していくものであり、結局は、ご自身で学んで頂くことが、永く使い続けることが出来ると考えたからです。それは、仕様⇒制約化⇒スケジュールに組み込みという一連の流れをご自身で行うことを意味します。
多病棟の病院では、各師長さんは、スケジュールナースを操作はしますが、基本的に制約のメンテナンスは行いません。事務部門や看護管理部門のZOOMレクチャを受けた担当者が制約のメンテナンスを行うことになります。しかしながら、クリニックや介護関係さらに個人でサブスクをご購入頂いた方は、費用上、中々そういう訳にもいかないと思いますので、ご自分で学習して頂くことが必要です。そのためのガイド本(自動勤務表: これからはじめる | 菅原孝幸 | 工学 | Kindleストア | Amazon)が出ていますので、そちらで学習して頂きたいと思います。
仕様に関しては、ソフトウェア、スケジュールナースには依存しないことに注意してください。複雑なのは、スケジュールナースではなく、仕様自体です。つまり、暗黙のうちに勤務表作成者は、大変色々な事を考えて作成しています。それを機械化するには、ルールの明示からまず始めることが必要です。実は、この部分が最も大きなバリアであって、そこを乗り越えられれば、殆ど障害はない、と言ってもよいと思います。まずは仕様から整理されることをお勧めします。
参考
仕様とは?
其の後に、モデリングという作業が必要になります。スケジュールナースのシフトを何にするかというのは、こちらをご覧ください。
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