2022年4月29日金曜日

新しいINRC2論文

 Mathematical Models and a Late Acceptance Fix-and-Optimize Approach for a Nurse Rostering Problem (ufrgs.br)

ブラジルの大学修士論文のようです。INRC2でMIPソルバが振るわないのは、どの制約か効いているか?という問いに対して minimum_consecutive.. という答えのようです。

この辺の指摘は、Pieter Smetさんも行っていて、ソフトパターン制約が大きいことが分かっています。

ところで、結果の方で気になるのですが、私に対する言及がないのは、極めて残念です。

「Cplexで24hRUNしても最適解が求まらない」とされていますが、スケジュールナースⅢでは、言及している少なくともショートインスタンスでは、数十分以内に厳密解が求まるものが多い・大半?です。そこで、論文中でテストしているインスタンスの厳密解を提示したいと思います。合わせて、INRC2インスタンスの走らせ方についても公開したいと思います。(実はGUIからテスト可能ですが、現在はコンパイルオプションです。)

ナーススケジューリングの研究者は、ほぼいなくなってしまったのですが、海外では修士・博士論文の格好の餌食になっていて時折目にします。厳密解があれば、メタヒューリスティクスの開発にも寄与するでしょう。

準備ができましたならアナウンスします。



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