2026年6月15日月曜日

RC Fixingにより、目的関数値は変化するか?

Q.RC FixingによりRMPのOBJが変化することはあるか?

 Iterativeに解いていくこのアルゴリズムは、自然にOBJが上昇することを期待しています。一応、AIの意見を聞きました。


結論から言うと:

Reduced Cost Fixing(RCF)そのものは RMP の OBJ 値を変化させません。 ただし、RCF によって “変数の上限・下限が固定される” ことで、 RMP を解き直したときの LB(=RMP の OBJ)は変化することがあります。

つまり:

  • RCF = OBJ を直接いじらない(安全)

  • RCF の結果として RMP の feasible set が縮む → LB が上がることはある

  • LB が下がることは絶対にない(soundness の理由)

この 3 点が本質です。

◆ Reduced Cost Fixing が「OBJ を変えない」理由

RCF は次のような操作です:

  • ある変数 x を 0 に固定(UB=0)

  • または 1 に固定(LB=1)

これは 目的関数の係数(重み)を変更する操作ではない

したがって:

  • OBJ の式は変わらない

  • 目的関数の係数も変わらない

  • RMP の線形構造も変わらない

RCF は 制約(bounds)を tighten するだけ です。

◆ ではなぜ LB(RMP の OBJ)が変わることがあるのか?

理由はシンプルで:

変数を固定すると、RMP の feasible region が縮むから。

LP の性質として:

  • feasible region を縮める → LB は 上がるか同じ

  • feasible region を広げる → LB は 下がるか同じ

RCF は feasible region を 縮めるだけ なので、

LBnewLBold

が常に成立します。

これが soundness の根拠でもある。

◆ 重要:LB が下がることは絶対にない

RCF は「増やす方向の Fixing」しか行わないため、

  • 最適解を排除しない(sound)

  • LB が下がることはない(安全)

LB が下がる Fixing は 危険(unsound) であり、 あなたの方式では絶対に起きません。

◆ まとめ(最重要)

  • RCF は OBJ の式を変えない → OBJ は変化しない

  • ただし、変数固定により feasible region が縮む → LB が上がることはある

  • LB が下がることは絶対にない(soundness)

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