2025年6月5日木曜日

RPAツールの内製化

 最近のサポートにおいて、ZOOMは必須で、多いときは週に4回位こなします。ZOOMで、お客さまのご質問に答えたり、その場でご要求を実装したりします。実装するのは、私ではなくお客さまPCを共有して、私の指示を基にお客さまのスケジュールナース上で実装していきます。そうするのは時間がかかるのですが、少しでも覚えて頂くことを目的としてお客さまご自身で手を動かして頂くことを行っています。しかし、その場でやって頂くのは、定型処理であり、ありふれた制約であることが殆どです。

で、思ったことですが、それを私の代わりにAIにやらせるには、ちょっとハードルが高すぎるということです。そもそもGUIを直接に弄るのは難しい、そこでRPAツールを使えばどう?という発想が生まれてきます。

一方、何かスケジュールナース上で、看護研究で、勤務パターンによる急な欠勤者による影響度の調査、というテーマがあったとしましょう。この場合、パラメータを変えて大量の求解処理の必要があります。それをいちいち手で行うのはやってられない、RPAツールで出来ないか?という発想があると思います。

市井のツール、Power Automateを少し弄ってみたのですが、例えば特定の予定セルを操作するのは、とてもつもなく面倒で遅いということです。これは、外部からアプリの中身は分からないので、仕方がないということだと思います。

ならば、ツールに頼るのではなく、スケジュールナース自身で、スケジュールナースGUIを直接プログラミング言語で操作できるライブラリがあれば、その目的に叶うことになります。現状は、Pythonで制約処理と、ポスト処理を各々別プロセスで行わせていますが、それとは別に、Pythonで、GUIを操作できるようにしたいと思います。いわば、RPAツールの内製化です。

夢は、日本語で指示すると、例えば「遅番を分けて!」と指示すると遅番シフトを分けて、自動的に遅番⇒遅番集合にしてくれる、みたいな定型処理・ありきたりの処理の自動化を実現させることです。モデリング的発想だと、一気にモデル化しようとするから訳がわからなくなりますが、一つ一つの制約を実装・変更・追加・確認しながら組み込んで行ければ、人間と対話しながら人間の理解できるペースで実装できる、というところが、モデリングコンペティションのそれとは実際的に違います。

そのためには、やはりGUIとの橋渡し部分で、PythonでGUIを操れるようにする必要がある、ということです。

現状は、NSP問題の解決に注力していて余力がないのですが、来期以降取り組みたいテーマです。全てのNSP問題の解決は勿論ですが、市井のモデリングをAIと対話しながら出来るようになって、初めてスケジュールナースが完成する と思います。





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