Ans. 「解がない」状態の解データは、全く意味がありません。参照しても全く意味がないので見ないでください。大事なことは「解がない状態」の原因となっている「ハード制約の矛盾」を取り除くことです。
<原因解析の仕方>
1)予定を全クリアし、予定なしでは解があることを確認します。この段階で「解がない」のなら制約上の問題です。菅原システムズが提供するプロジェクトファイルでは、この問題はないはずです。(予定がクリアされた状態では必ず解があるように設定・設計されています。)解があれば、予定の問題である可能性が高くなります。2)に進みます。
2)求解ページの赤字メッセージをよく見ます。
下図の状態は、既に「解がない」ことを表しています。これが出た状態の解は意味がないので見ないでください。
ハード制約の矛盾要因が列挙されます。この要因は、ヒントです。必ずしも、それが原因である、とは言えませんが、何某かの関係がある部分となります。
ここで共通しているのは、11月2/3日に要員が集中しているので、その日もしくは周辺の列制約が怪しい、ということが分かります。
赤丸をダブルクリックすると、当該制約が表示されます。
いずれも、ハード制約であることに注意してください。予定部分も全てハード制約となります。「解がない」原因はハード制約間の矛盾です。
確かに予定を見ると、当該日は、多くの休みで埋まっています。お医者さまの当直表でも同じ11月2日付近に予定が集中し解がない状態になっていました。同様に、「予定が入りすぎ」の可能性が高いので、
この部分11月2-4日をソフト制約化して様子を見ます。
求解し、解を確認します。
予定部分が変更されているので、変更されている箇所を表示しています。
一方、予定を絶対に変更しない、すなわちハード制約のままとしたい場合には、列制約をソフト化してもOKです。考え方によっては、行制約をソフト化(長日の後も働いてもらう)することもあるでしょう。
要は、ハード制約間の矛盾を取り除けば良い訳です。大抵は、一つ取り除けば十分です。
どれがフィットするかは、職場毎に違うでしょうし、看護師長の考え方やスタッフの都合等の要因でも違うでしょう。私もどれが正解かは言えません。
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