2020年3月27日金曜日

最も多い質問

「解が出た後、(マニュアルで)手直しできないか?」

という質問が最も多いです。「答えは出来ません。」 です。代替は、
「予定入力で入れてしまう」

です。決まっている予定は、勿論ですが、解が出た後で、
「ここは、こうしたい」というシフトを予定として入れてしまいます。
その上で解を求めます。そうすると、それらを肯定した上での最適解が解として出てきます。


2番目に多い質問は、

「この制約は、黄色のマークが出ていて、満足していないのだけれども、予定を見ると空いているので(ご自分自身で)手直しできそうなんだけど?」

答えは
「出来るかもしれませんが、以前より悪い解になります。」
です。
解は、全てのハード制約を満足して、全てのソフトエラー(ソフト制約の逸脱)の重み総和が最小になるように出力しています。もし、その制約を予定で無理やり満足させたとしても、その他のエラーが必ず増加し、以前の解よりは、悪い解(目的関数値が上昇)となります。

黄色マークが出たというのは、最適化した上で出ているということです。出したくはないのだけれども、目的関数値最小という全体としての利益のために、必然の結果として出ているのです。
それを無くすことを優先させるということは、必ず他にしわ寄せが出る、多くの場合、それより上位のソフト制約を満足しないという結果をもたらします。それでもよければ、よいのですが、その場合は、重みが設定が適切でない、ということです。調整してください。

このあたりの質問がでているうちは、まだSC3の能力を未だ信じられない、疑っている 段階です。
(人間とは比べるべくもないのですが。)

使いこなしていくうちに、こういった類の質問は出なくなります。(考えるよりもSC3に任せたほうが早いということが身にしみてくるようです。)


 

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